ヘイズ、「2012年度ヘイズ給与ガイド」を発表―日本の給与動向は横ばいで安定するも人材不足は課題のまま
2012-02-15
人材紹介会社のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント株式会社(本
社:東京都港区、代表取締役:クリスティーン・ライト、以下ヘイズ・ジ
ャパン)は本日、2012 年の給与動向と人材市場の傾向を調査し、まとめた
「2012 年度ヘイズ給与ガイド」を発表しました。本ガイドは、日本、中
国、香港、シンガポールの1,100 人の給与動向と、900 社以上の企業およ
びヘイズを通じて転職した人材を対象に行った調査結果を基にまとめたも
のです。その中から日本の給与動向に関して注目されるポイントは以下の
通りです。
- 2011 年の昇給率は61%の企業が3%以下と最も多く、続いて16%がゼロ
昇給、16%が3〜6%、7%が6%以上と回答
- 次回の人事考課後の昇給率は70%の企業が3%以下と予測し、続いて17%
が3〜6%、2%が6%以上と回答。しかし11%の企業はゼロ昇給を予定
- 半数以上の社員にボーナス支給を予定している企業は昨年より10%減の
54%。しかしながら福利厚生を手厚くする企業は3%増の81%
- 日本企業が用意する福利厚生の代表的なものは、生命保険(68%)、ス
ポーツ・ジムやクラブの会員権(52%)、海外赴任者の税の年末調整
(35%)、企業年金(31%)、健康保険(30%)
ヘイズ・ジャパン代表取締役のクリスティーン・ライトは次のように述べ
ています。「日本市場は東日本大震災の影響から回復しつつあり、中間お
よび上級管理職の採用や有能な社員の補充が活発化しています。大震災後
に多くの外国人駐在員が帰国した事で日本人が昇格する機会も増加しまし
た。現在も上級管理職の求人が多数あります。しかし社員数に厳しい制限
があるため、採用後直ぐにビジネスに貢献できる人材を企業は求めてお
り、技術力、知識、業界経験など厳しく人選しています。
社員数の制限はあるものの、金融やオフィス・プロフェッショナルの分野
で人材不足が続いています。95%の企業は人材不足によって会社や各業務
部門の運営・業績が損なわれる可能性があると感じています。さらに64%
の企業は今後1年間で企業活動が活発化すると予想しており41%の企業は正
社員の増員を見込んでいます。
全般的に企業の人材採用には保守的な動きが認められますが、今年の人材
市場は活発化すると見ています。注目すべきはITとライフサイエンス分野
で、この分野における特定の技能を有する専門家のニーズが高まると考え
ています。また、人事、経験豊富な販売、サプライ・チェーンの専門職な
どを求める企業が増えるでしょう」。
「2012年度ヘイズ給与ガイド」によると日本における分野別の主な動向は
次の通りです。
経理・財務:大震災後多くの財務・会計専門の外国人駐在員が帰国したた
め、これらの職に日本人が採用される機会が増えています。
銀行:より優れた人材を採用するため、企業は採用候補者の経験や知識な
ど厳しく審査しています。コンプライアンス、リスクコントロール、顧客
リレーション・マネージャーなどの分野で特に人材需要が高まっていま
す。
ファイナンス・テクノロジー:大震災後の第二四半期(4〜6 月)銀行業界
では、帰国した外国人駐在員の補充のためIT 技術者の採用が一挙に増加し
ました。高いニーズがあるのは、ビジネスへの理解はもとより、IT 技術者
として豊富な経験を有し、海外のチームとも協力して主要なシステム構築
ができる資質を備えた人材です。フロント・オフィスの知識を備えたバイ
リンガルの候補者の給与が上昇すると予測しています。
人事:全般的に人事専門家のニーズは引き続き高く、今後もこの分野の人
材不足は続く模様です。優秀な候補者は複数のオファーを受ける場合もあ
ります。海外展開を進める企業が増加するにつれ、海外でも人事戦略を遂
行できるバイリンガルの人事専門家が強く求められています。
インフォメーション・テクノロジー:クラウド・コンピューティングの浸
透により、スマートフォン、メディア・アダプター、SNS などの市場でク
ラウド関連のコンサルタント、技術者、プレ・セールスの需要が高いで
す。候補者には、技術力の高さよりも、優れたコミュニケーション能力、
顧客リレーションの経験が求められます。人材不足が顕著なクラウド・コ
ンピューティング関連技術者を除き、これら技術者の給与は横ばいのまま
安定しています。
保険:グローバルな金融市場の先行き不安や大震災の影響にも関わらず、
経験豊富な保険販売員、保険金の受付、算出、支払手続きなどの精算を行
うクレイム・アジャスターのニーズが高まっています。給与には増加の動
きはほとんど無く、2012 年はM A に伴う事業再構築などが多くなると見込
んでいます。
法務:日本企業の法務部門では、厳しい予算のもと資質の高い専門職を採
用する傾向が続いています。特に、資源・エネルギー関連のプロジェク
ト・ファイナンスを担当できる経験豊かなアソシエイツが求められていま
す。金融業界以外の企業弁護士の市場は流動化が進んでいますが、給与水
準は横ばいのままです。
ライフ・サイエンス:日本市場向けの新薬開発および医療機器導入が進
み、製薬・医療テクノロジー業界では採用が活発化しています。特に監督
官庁の各種規制対応のため、臨床経験の豊富な人材や、特定の病気の治療
学の経験者、MR のニーズが高まっています。優秀なバイリンガル候補者
は、複数の採用オファーの中から有利な企業を選択しています。
オフィス・プロフェッショナル:この分野は企業側が優位な買い手市場
で、この傾向は金融とIT 業界で顕著に現れています。小売や製造業の人材
需要は増加し続けており、パーソナル・アシスタント、総務、カスタマ
ー・サービスも強いニーズがあります。大震災の影響で企業は様々な対応
を迫られ、通訳・翻訳に対する需要が見受けられます。
不動産関連:大震災後の採用凍結を経て、安定化しつつある不動産業界で
は多少の不安感は残るものの、人材の転職意欲が再び高まっています。夏
期の使用エネルギーの25%削減を受け厳しい対応を迫られている企業で
は、エネルギー削減の技能・知識を有する企業不動産の担当者に高い需要
があります。福島第一原子力発電所の事故後、この分野で転職が目立って
多くなっています。
セールス・マーケティング:厳しい経済環境の中でも販売担当者の採用は
積極的に行われ、マーケティング担当者の需要も次第に増加してきていま
す。多くの企業が、15 年から20 年の販売経験を有し、転職回数の少ない
バイリンガルのシニア・レベルの日本人を求めています。優秀な人材は複
数の採用オファーを受けている事から、給与増の動きが強まると見ていま
す。
サプライチェーン:経費削減を目指し、購買プロセス見直しのための専門
家を採用する動きが市場全体に広がっており、バイリンガルで柔軟な人材
を求める企業が増えています。コンサルティングの経験者や、サプライチ
ェーンのプロジェクト・マネージャーの経験者のニーズもあります。航空
会社では直接および間接購買のスペシャリストの需要があります。
「2012年度ヘイズ給与ガイド」の詳細はウェブサイトをご覧ください。
ヘイズ・グループについて
ヘイズ・グループは、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリス
トの人材紹介会社です。世界31カ国、255の拠点において、7,600人超の従
業員が経験とスキルを備えた人材サービスをグローバルに提供していま
す。
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社について
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社は、ヘイ
ズ・グループの日本法人として2001年に東京で設立されました。同社は日
本で唯一、東京赤坂本社、新宿支店、大阪支店の3つの国内拠点を擁する外
資系人材紹介会社です。「経理・財務」、「金融」、「ファイナンス・テ
クノロジー」、「人事」、「ヘイズ・リース・マネージメント」、「イン
フォメーション・テクノロジー」、「保険」、「法務」、「ライフ・サイ
エンス」、「オフィス・プロフェッショナル」、「不動産関連」、「セー
ルス・マーケティング」、「サプライチェーン」の13の専門分野に精通し
たコンサルタントが豊富な知識と経験をもとに、正社員から契約・派遣社
員まで、企業の人材採用や個人のキャリアアップを支援しています。
本件に関するお問い合わせ先:
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社
朝倉 03-3560-2813
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